2009年10月4日日曜日

ジュリアは、天国に、、、

10月3日(土)午前10時半過ぎ、ジュリアが永眠しました。14歳と8か月の天寿を全うしましたので、ジュリアも私も幸福です。何よりみなさんに可愛がられたことは、母として最高の喜びでした。
記録のために、金曜日からのことを書いておくことにします。

■10月2日(金)
この日は、家人が大阪の大学で講義をする日です。一日留守になるので、なんだか心配。
お風呂ですべって倒れていた時は、なんとか私の力でも起こすことができました。でも、一時間もしないうちにドタッとリビングでへたってしまった後は、どうにもこうにも起こすことができません。ジュリアは、起き上がりたくてそれを訴えるのですが、前足も力が入らなくなりくにゃくにゃです。家人が帰宅するのは午後10時ごろ。それまでトイレを我慢させなくちゃいけない。可哀そうで情けなくて、私もへたり込んでしまいます。

今日は、お仕事も手につかないし、ジュリアのそばでいようと思いました。録画していた映画など見て過ごしました。






10時頃家人が帰宅したので、ジュリアを起こしてもらおうとしたのですが、ジュリアのほうに、もう力がなくなってどうしても立つことができませんでした。これで、とうとう寝たきり老犬になっちゃうんだ。トイレシーツをひいておきました。

夜は、寝室にバスタオルごと引っ張って行き、すぐそばで休みました。でも、ジュリアは、ピーピーとかすかな声で訴えています。きっと立ち上がってトイレに行きたいんだ。でもどうすることもできないので、頭をなでてごめんね、と言い続けました。少ししてまたピーピー言います。「ペットシーツをしいてあるから、おしっこしてもいいよ」というのですが、わからないですよね、ジュリアには。
なかなか眠れないでいるジュリアですが、私も気になって眠れませんでした。



■10月3日(土)
朝方、私は寝入ってしまったようです。9時ごろ、ジュリアをリビングに引っ張って行きました。そして、お水を飲ませようとしましたが、飲もうとしません。前日は、お水を飲んで、ご飯も少し食べました。
腹這いに寝てるのは苦しそうなので、横向きに寝かせてあげました。このところいびきをかいて眠るのですが、この日は、起きててもいびきのように大きな息をします。目はしっかりあいています。私が、用事で動くと目で私の姿を追っていました。

9時半ごろ、もしもの場合にと、ご近所のおうちに電話をしてペットの火葬をしてくれるところを教えてもらいました。「まだ大丈夫だけど、念のためにね。」なんて電話を切りました。

10時頃になって、私が動いても目で追わないことに気が付きました。なんだか呼吸も苦しそう。目がうつろです。それから、ずっとジュリアの頭や足をなでてずっとそばから離れないようにしました。一度、呼吸が止まりました。でも、10秒ほどでまた息をしたので、ほっとしました。パソコンの前にいた家人に「呼吸が止まった!」と報告したら、一緒にジュリアの前にいてくれました。それから、10分ほどしてからは呼吸がとても静かになりました。穏やかになってくれたと思っていたら、静かに静かに息が止まりました。ほんとうに眠るように逝ってしまいました。10時半ちょっと過ぎだったと思います。

「よく頑張ったね。ありがとう、ジュリア。」二人でそう言って、泣きました。

後で気が付きましたが、ペットシーツにおしっこがしてありました。きっと息を引き取る時か少し前に出たのだと思います。それまで、意識がしっかりしていて我慢していたんですね。ジュリアはほんとうに最後までおりこうさん。

お気に入りのユニオンジャックのバンダナを付けてあげ、大好物のおやつをそばに置きました。



お昼ごろ、ペットの火葬をしてくれる施設にジュリアを運びました。2時過ぎにお骨を取りに行き、我が家のリビングに置きました。これからも、いつもジュリアと一緒です。



そこここで、まだジュリアがいるように思います。
一夜明けた今日の方が、寂しさが増して、悲しみも深くなりましたが、少しずつこれも乗り越えていかなければと思っています。こうして、記録を書くのも辛いですが、けじめとして書いておこうと思いました。

ジュリアの写真を楽しみに見ていただいた皆さん、ほんとうに長い間ありがとうございました。大往生のジュリアですから、本人も我々家族もとても幸せでした。かけがえのない贈り物を神様からいただいたと感謝しています。